吃音を治すには、何をしたらいいのか?
ネットを検索するといろんな情報が飛び交い、「正直、何から手をつけていいか分からない」そんな人が多いと思います。
まず、初めに厳しいことを言っておきますが、「短期間で治る」「誰でもこれをするだけで治る」などというお手軽な治療法はありません。
インターネットを検索すると、そういった吃音者が飛びつきたくなるような情報を多く目にするかもしれません。
しかし、アメリカ、カナダなどで最先端の研究や実証が行われていますが、短期間で、1日、ちょっとだけのトレーニングで治るという事例はありません。
もし、そんな方法があったとしたら世紀の大発見となり、世界中に一気に広まるでしょう。
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この記事の目次
吃音を治すには、全体的にジワジワと行う
吃音を治すには、脳、心理、生理的現象、コミュニケーション、体の使い方などそれらを時間をかけて少しずつ統合的に治療することにより、大幅に改善が出来るということが分かっています。
そういった複数の方面からのアプローチというものが必要不可欠ですが、まず、何から始めたら良いのか?
今らか吃音を治すための最初の一歩は何から手をつければいいのか?というお話をしていきたいと思います。
まず、最初の一歩の前に、最初にやって欲しくないもの。後回しにしてほしいものがあります。
吃音治療で最初に取り組むと失敗する確率が高いもの
これから手をつけてしまうと治そうと頑張っているけど、なかなか治らない。
それどころか、余計に泥沼にはまってしまいかねない。
それは何かというと、心理的側面から吃音改善をしようとすることです。
心理セラピーのような、イメージトレーニングや催眠療法なども昔の吃音治療で流行ったこともありましたが、海外の吃音治療においてはもう一般的ではありません。
なぜ、心理的側面から手をつけようとすると治らないのか?
それは、人間の心理から見れば当たり前なの話しですが、人の心は根拠がないものは確信をもてません。
ですので、最初は合理的なアプローチが大切です。
まずそれで少しでも治るとうい兆候を感じること。それを最初に行なわなければいけません。
その後、心理的なアプローチをしていくというのは、とても効果があります。
ですが、これを最初に取り組み始めると治そうと思えば思うほど、余計なプレッシャーがかります。
そして、「頑張っているけど空回りして前に進めない」という状況に陥ってしまうのです。
吃音を治すために最初に取り組んだ方が良いこと
ファーストステップとして吃音を治すのに適切なもの、それはいくつかありますが、まずは「話し方の癖」というところから手を付けていくのがベストです。
吃音を本当に治すためには、吃音の原因となっている脳のパターン、まずはそれを変えることを第一の目標とします。
吃音者の脳は、特有のパターンがありあます。脳の右半球が活性化し、左半球の動きが少ない。また、右半球と左半球の伝達があまり行われていないとう状況です。
想像力や感情などには活発ですが、言語を使う脳の部分の活性率が低いという共通点があるんですね。
これは、長年染み付いてきたあなた自身の会話のパターンなのですぐに変えるのは難しことです。ですが、変えていかないことには根本的な吃音改善には成りません。
ですので、少しずつジワジワと、自分の会話のパターンを変えていきましょう。そして、会話のパターンつまり会話の仕方を変えることで脳の活性するパターンは変わります。
つまり会話の癖、パターンを変えることによって吃音を改善できるのです。(もちろんこれだけで治るというのではなく、あくまで改善の1つとパーツとして)
以前アップした参考の動画がありますのでご覧ください。
吃音者の悪い話し方とは?
吃音者の会話に関する共通する悪い話し方というものがあります。
その中でも顕著なものが、「単調な話し方をする」ということです。
単調な話し方をすれば吃音の発生率が上がります。
そして、多くの吃音者が、単調な話し方を自然としてしまっているのです。
(自分の会話を録音してみましょう。自分で思っている以上に単調な話し方になっていることにびっくりする人が多いです)
吃音にならない良い話し方
それとは逆に、吃音が発生しにくい話し方というのが、「抑揚をつけた話し方」です。
言葉に抑揚を込めて話すことにより、左半球の言語脳も活性化します。脳全体の伝達も活性化します。
また、聞き手にとっても抑揚のある話し方は、とても聞きやすく話しが上手く聞こえるというメリットもあります。
「単調な会話を辞め、抑揚を意識して話す」ということをまず、心理的なことや、その他の吃音改善に取り組む前にぜひ、最初のステップとして取り入れてみてください。
もちろん、吃音を治すにはこれだけでは無理ですが、このことは吃音を治す上で必ず必要なことになってきます。
また、今まで慣れ親しんできた会話を変えるというのは時間がかかることです。
まずは、明日、会話をする機会があれば抑揚を意識して話してみてください。もちろん、これだけでは吃音が出なくなるということはありませんが、吃音治療を取り組む上で話し方の基本となる大切なことです。
まず、最初にこのことに取り組み、自分の会話がスムーズになる兆候を感じ取って頂ければ、今後の吃音改善も上手くいくことでしょう。
吃音を治すためのまとめ
- 吃音を短期間で改善させるのは海外の最先端の研究においても現状では無理。半年以上はジワジワ取り組む決意をすること。
- 吃音を治すためには、多くの方面から統合的、包括的に行うことが必須。最初に心理的なものから取り組むのは失敗する確率が高い。
- おすすめのファーストステップは会話の仕方を変えること。会話の仕方を変えると、脳の使い方も変わる。単調な会話の仕方は吃音を出しやすい。逆に抑揚のある会話は吃音が出にくい。
会話変えることを含め、吃音を治すには統合的に行わなければなりません。
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吃音のせいで周りからクスクス笑われ、馬鹿にされるはもう十分です。
言葉が上手く話せず、無能だと勘違いされる日々は終わりです。
とはいえ、吃音克服はほとんどの人にとって可能ですが、道のりは単純ではありません。
吃音改善は全体像やそのプロセスを知らずして取り組むことは、地図とコンパスを持たず登山するに等しい無謀な行為です。
下記の動画は、吃音克服への全体像とそのロードマップになります。
しっかりとしたトレーニングをすれば文章を自由に書けるように、同じように言葉も自由に操れます。まずはこの動画をご覧になることが、吃音の呪縛から自由になる最初のステップになるはずです。
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*動画をご覧になり、ご質問がございましたら遠慮なくお問い合わせください。
*動画のコメント欄で多くの方が吃音の状況をシェアして下さっています。合わせてご覧になると参考になるかと思います。
なおらない(泣)教えて下さい
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吃音は症状は同じでも、「言葉が上手く出ない」という反応になるまでの過程が違うので、
1人1人ヒアリングをし、個別のアドバイスが必要になります。
ブログなどに書いている吃音の改善方法などは、一般的に当てはまる簡単なものを書いてあります。
ですので、ご相談の場合はお問い合わせフォームまたはメールマガジンからご返信ください。