どもり(吃音)を治すには、このブログでも繰り返し話しているように多面的に治療していく必要があります。
ですが、軽度の人や、「最近よくどもるようになったなぁ」といった人におすすめの1つの治療法をご紹介します。
軽度の吃音ではない人も、その他の治療法とこれから話す方法を組み合わせることで、どもることを軽減させる効果を期待できます。
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認知行動療法(CBT)によるどもりの治療効果
認知行動療法とは、思考の仕方、物事の受け取り方に焦点を当て良い方向に変化をさせていくというやり方です。
この治療法は主に、うつ病や、対人恐怖症、強迫性障害、パニック障害などのカウンセリング治療の1つとなります。
自分でも出来る簡単な手法です。これを繰り返し行うことによって効果を発揮するでしょう。
(重い精神疾患の場合は逆効果になりかねませんのでご注意ください)
どいうった吃音者がこの治療に適しているのか?
この治療法が最も効果的な人は、「最近どもりがひどい」というまだ吃音が定着してきていない人が一番適しているでしょう。
いつも同じ状況、単語で、「言葉が出てこない」という場合は、外因的な治療とその他の内因的治療に加えて、この認知行動療法も行うことでより改善していくでしょう。
つまり最近どもるといった軽度の人がベストですが、そうでない吃音者もこれらを行うことによってプラスに働きますのでぜひ試してみてください。
どもることに対する認識を変えていくプロセス
- 現在のどもる時に感じている気持ちなどを書き出してみる
- その気持ちが客観的に正しいか、別の解釈がないのか考える
- 新しい解釈で行動し、それを繰り返す
といったシンプルなプロセスです。
特に、最近どもるようになってきたという人は心理的要因が引き金になっているケースが多いです。
そして、そのことに悲観的になるとより吃音が出るようになってきます。
ストレスは歪んだ悲観的な考えを生み出します。
それを正しい方向に修正、または自分にとって良い結果を生む考えに方向転換させるのに役立つのが認知行動療法になります。
どもりを気にしている人へ認知行動療法の「7つの質問」
今から吃音に対しての認知行動療法を行う7つ質問をしていきます。
それでは今すぐ、紙とペンを用意してください。ぜひ1つ1つ丁寧回答してくだしさい。
適当にこの質問に答えることを行ったとしても効果はありません。
腰を据えてじっくり深く思考することが必須になってきます。
1・あなたの考え方が「正しい」というどのような根拠がありますか?
まず、最初はなたが「どもる」ことによって感じる不安、ストレスなどの考え方をピックアップしていきましょう。
よくあるケースでは「馬鹿にされた」「笑われた」「ちゃんと話せと言われた」などといった経験がその根拠となっている場合が多いです。
2・あなたの考えが「間違っている」という証拠はありませんか?
ですが、1で書き出した根拠は本当に正しいと言えるのでしょか?
例えば10人の前でどもったとしても全員そう思うでしょうか?
実際のケースでは、吃音を馬鹿にする人は10人中1人くらいないはずです。
3・他の人が同じような考えを持っていたら、どうアドバイスするだろうか?
人は他人に対しては的確なアドバイスが出来ます。
例えば恋愛相談においては、本人よりも第3者のほうが、その恋愛が上手くいくかどうか的確にあてることができるのと同じです。
他の人があなたと同じ状況で悩んでいたとしたらどうアドバイスするでしょうか?
4・友人はどうあなたにアドバイスすると思いますか?
また、客観的に見るこが出来る友人はあなたにどうアドバイス言葉を贈りますか?
一般的に多いのは「え?そんなに気にしていたの」という反応が多いです。
5・どもることを不必要に心配していることは考えられませんか?
吃音は心配すればするほど酷く現れてしまいます。
もし、あなたの考えがあ10人中、1人や2人に対して向けられていたものならそれは本当に必要でしょうか?
残りの9人、8人に焦点を当てるほうが懸命ではないでしょうか?
あなたに対して良く思わない少数派のために、友好的な人たちにまで、どもることの不安を考える必要が本当にあるのでしょうか?
6・この考えをもつメリットは何でしょうか?
どもることを気にするメリットは何でしょか?その根底には「人とのコミュニケーションで傷つきたくない」ということなども考えられます。
吃音を自分のいい訳にすることで人間関係など面倒なことを避けているという人も少なからずともいます。
もし、どもることによるメリットが根底にあるとしたら、どもること意外でそのメリットを維持できないでしょうか?
相談者の中には、「吃音だからやりたいことが出来ない」という人もいます。
ですが、その「やりたいこと」というのは、吃音者でもやっている人はたくさんいるという事実があります。
7・もし、あなたの考え方が本当だとしてもどもりが引き起こす最悪の結末は?
もし、盛大にどもったとして何が起こるでしょうか?
取り返しのつかない事故が起こるわけでもなければ、大事な人が傷つくわけでもありません。
もし、どもった結果、あなたに起こる最悪の結末とはなんでしょう?
私は、昔、「吃音のせいで人生が台無しだ」と思っていました。
でも、「本当に自分の人生を台無しにしていた」ものは、自分自身の考え方だということに、
その他の前向きな吃音者に気づかさせられました。
どもりが最悪な結末を作るのではなく、自分の考え方が最悪な結末を選択するとう真実があります。
最近どもる人におすすめの治療法のまとめ
この7つの質問は、紙に書き出す、パソコンに書き出すなど行ってください。
目に見える形でアウトプットすることで、客観的に考えることが出来るようになります。
この質問を行う適した人は最初にも言いましたように、「最近どもりが酷くなった」など、
まだ軽度の状態の方が望ましいです。
以前から吃音で悩んでいる人は、この療法も1つの吃音を軽減させる方法と捉え、
きちんと包括的な治療を行いましょう。
どもりを改善させていく包括的治療の全体像
「吃音を治したいいけど、何から始めていいのかわからない」
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吃音のせいで周りからクスクス笑われ、馬鹿にされるはもう十分です。
言葉が上手く話せず、無能だと勘違いされる日々は終わりです。
とはいえ、吃音克服はほとんどの人にとって可能ですが、道のりは単純ではありません。
吃音改善は全体像やそのプロセスを知らずして取り組むことは、地図とコンパスを持たず登山するに等しい無謀な行為です。
下記の動画は、吃音克服への全体像とそのロードマップになります。
しっかりとしたトレーニングをすれば文章を自由に書けるように、同じように言葉も自由に操れます。まずはこの動画をご覧になることが、吃音の呪縛から自由になる最初のステップになるはずです。
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*動画をご覧になり、ご質問がございましたら遠慮なくお問い合わせください。
*動画のコメント欄で多くの方が吃音の状況をシェアして下さっています。合わせてご覧になると参考になるかと思います。
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世界の人たちに吃音のことを知ってほしい