吃音 面接

「吃音の理解」を職場で得られない人へ

吃音のことを理解されない。
そのため、職場などで上手くいかず、深く悩んでいる吃音者が大勢います。

吃音を持っていない人にとっては、吃音が理解できません。
「吃音(きつおん)?って何?」という反応が帰ってきます。

人によって度合いはありますが、
100人に1人は吃音という現状でありながら一般的に理解されていないのです。

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吃音者が職場で理解されず会社を辞める

また、吃音は病気や障害ではないため、
非吃音者から見れば、「オドオドしているからだ」や、
「ハキハキしゃべらないからだ」など間違った理解をされます。

特に多いのは吃音のことを知りもしないのに、精神論で片付けてしまう人です。
そんな方が上司で、職場で大きな声を出させられる練習を、強制的にさせられたりするケースもあります。

そのようなことをさせられることで「嫌な感情、記憶」が定着し、余計吃音を酷くさせる場合も多々あります。

このように、上司などのからの理解が得られないことに耐えらなくなり、会社を辞める吃音者がたくさん出てきています。

吃音者は実力も理解されにくい

吃音者はその本当の実力が理解されにくい問題も上げられます。

アメリカ吃音財団法人は以下のような理解を経営者に対して発信していますが、
日本ではほとんどの経営者、上に立つ人間がそのような知識がないのが現状です。
(関連記事:吃音者の就職活動のアドバイス

・300万人以上のアメリカ人が吃音です。
・吃音の人が吃音ない人のように知的で、よく調整されている。
吃音は、感情的な葛藤や恐怖の結果ではありません
・吃音者は、「緊張し不安」「怖い」または「恥ずかしがり屋」ということを前提としないでください。吃音は、非吃音との性格特性の範囲に変わりありません
・多くの場合、吃音者たちは優れたコミュニケーション能力を持っている。
・吃音は、人によって大きく異なり、時間と場所によって変化する。非吃音者と同じように会話の調子が「良い日」と「悪い日」がある。
・吃音者にとって就職の面接は、彼らが遭遇する最も困難である状況であり、日常の仕事における姿とは異なります
・能力によって吃音の人々は、組織内の昇進のためのリーダーシップの機会とを提供する必要があります。

吃音への理解のすすめ

もし、今あなたが吃音が原因で職場で問題を抱えているとしたら、
吃音に対して向き合う時だと思います。

職場の上司などが、あなたの吃音に気がついていないとしたら、
打ち明けなくても良いかもしれません。こっそり吃音改善に臨めばいいと思います。

ですが、職場の上司などが、あなたの吃音の存在を知っているなら、
まずは、吃音改善に取り組んでいることを伝え、理解を得る事を推奨します。

上記のアメリカ吃音財団法人の文面をコピーし、理解を求めても良いと思います。

そうでないと、上司が待ちがった認識をしてしまい、あなたにしての対応などに間違いが出てしまいます。

「大きな声で話せと言われる」
「上司の前で話す練習をさせられる」
「発声練習をさせられる」

このような、間違った対応をされ、あなたの吃音が悪化させる原因になりかねません。

ですので、会社でそのような対応を受けたら、まずは理解してもらい、
吃音改善に臨むという両方からのアプローチが必要になってくるでしょう。

吃音と理解の問題からの感想

吃音に対してのアプローチは両極端に存在します。

  • 吃音は治らないと諦め、周りの理解を広めようとする人。
  • 吃音を治そうと試行錯誤している人。

私は、後者の人をサポートしている立場ですが、今回このブログの記事を書いて感じたことがあります。

それは、吃音を理解し、吃音の改善を助けるだけの活動ではなく、

「吃音は個人の仕事の能力とは全く関係のない問題だ」ということを
広める活動の必要性を感じました。

また、あなた自身も上記の文面を利用し、上司の理解を得るヒントにして頂けれたらと思います。

例え職場の理解を得られなくても、主体的に吃音を改善させていきましょう。

「吃音を治したいいけど、何から始めていいのかわからない」
という人のための無料の3つの動画講座をご用意しました。

吃音のせいで周りからクスクス笑われ、馬鹿にされるはもう十分です。
言葉が上手く話せず、無能だと勘違いされる日々は終わりです。

とはいえ、吃音克服はほとんどの人にとって可能ですが、道のりは単純ではありません。

吃音改善は全体像やそのプロセスを知らずして取り組むことは、地図とコンパスを持たず登山するに等しい無謀な行為です。

下記の動画は、吃音克服への全体像とそのロードマップになります。

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