ネパール人と吃音

こんにちは、川村です。

以前、私が一人旅をしにネパールに行った時の話しです。

私がキルティプルという町で、宿泊していたゲストハウスでの出来事です。

ある日、私が買い物に出かけ、宿に戻って来た時、1人の従業員が床に倒れ、店主が罵声を浴びせていました。

横たわっていた従業員の目元はひどく腫れていました。

その顔を見る限り、1発や2発ではないでしょう。

ボコボコに殴る蹴るをされたのでは?という様子でした。

その怒り狂っている店主を前に、殴られた授業員は怯えきっていました。

殴られた彼は、私が毎日会話をしていた気さくな青年だったので、私は心配になりました。

その後、店主が去った後、彼と話しました。

 

最悪の信念=あきらめ、仕方ない

 

私は後で彼に尋ねました。

「何があったの?そんなに酷く殴られるなんて?」

「実は、お客さんがコーラをくれて、飲むのを奨められて、一緒に飲んでいたのをボスに見つかったんだ。」

「え?それだけで、そんなに殴られたの?」

「まぁ、よくあることだよ」

彼は、殴られたことで、ボスに対して憎しみを抱いていてはいませんでした。

その様子は、

普通の人が、台風などの災害が来ても、
「自然に対しては仕方がない

と考えるかのように、

「ボスが自分を度々殴るのは仕方ないこと」
だと思っているのです。

私が、
「そんな酷いボスの所で働くのは辞めて、他の所行けないの?」と尋ねました。

「どこいっても同じさ」

と彼はいいました。

なぜ、「仕方がない」と考えているのか?

私は本当に理解ができませんでした。

なぜ彼が、こんな酷い状況でも諦めきっているのか?

ということには「ある背景」がありました

 

自分の現実は真実ではない

ネパールの町並み

それは、カースト制度です。

今は、もう廃止されているはずのカースト制度ですが、

「その影響はあまり変わらない」
という現実を知らされました。

身分の低い家に産まれた者は、絶対に良い職業につけない。

そして、どれだけ頑張って働いても決して出世することもない。

身分の高い者からの暴力など当たり前。

毎日、ボスの逆鱗に触れないか不安と恐怖にビクビクしながら過ごすのが当然だという、酷い現実

私は、彼を説得しようとしました。

「でも、前に泊まったゲストハウスのボスは、従業員と、とても仲良さそうにしていたよ。あなたも絶対もっといいボスに巡り会うことが出来るはずだよ」

と話しましたが、彼は結局、

「日本人には分からないよ」
そう言って、席を立ちました。

 

不自由な原因は、状況ではなく考え方

私が、このことから思い出したのは、自分の吃音が酷く、毎日、吃音の不安と恐怖に怯えていた時のことです。

そして、吃音に怯えながらも会社で働かなければ「仕方がない」という現実。

そして、会社だけではなく、いろいろな本当はやりたいことを

「自分は上手く話せないから・・・」

という理由で、をしていました。

私が本当はやりたかった、色々な新しい経験…

  • 好きな女性をデート誘うこと
  • 積極的に友達を作ること
  • 格闘技を習い始めること
  • バックパック1つで旅に出かけること
  • もっと、やりがいのある仕事に転職すること

でも、「上手く話せないから、吃音が恥ずかしいから・・・

という理由で諦めていました。

諦めていた、と言うより目をそらしていました。

それらを考えても自分は吃音だから「仕方ない」と思い込んでいたのです。

 

諦めた方たほうが楽だと思う気持ち

今だから言えることですが、それらやりたかったことは吃音がもし治ってなかったとしてもできたことです。

廃止されたカースト制度のように私は縛られていました。

「自分は吃音だから仕方ないと」

私と同じように、

吃音だから・・・

とあなたも、人生の選択に何かしら、吃音が絡んできてしまうことも多いと思います。

吃音でも本当は自由な選択が出来るんだ
といくら叫んでも、吃音者にとってみればそれは、綺麗ごとだという気持ちもよくわかります。

ですので、あなたには、吃音を改善にちゃんと取り組んだ上で、あなたにとって本当はやりたいことに挑戦して欲しいと心から思っています。

私は、自分の吃音を改善する決意をし、
その後、上で話した、やりたかったことを全部やりました。

「仕方ないと思いこむ」
「今、改善させるという決断を先延ばしにする」

確かにこういった想いは私もよくわかります。

現実に、今すぐ、自分の吃音に直視し、一歩を踏み出すのは勇気が必要です。

逆に「踏み出さない理由」はいくらでも思いつくでしょう

でも私が、声を大にして言える事は、
進み始めれば吃音改善の道のりは思ったよりも困難なものではなかったということです。

もし、あなたが
「吃音を克服することを決意しない」という選択をすることは、

今後、吃音の不安を抱えながら日々過ごして行くそういった人生を選ぶということです。

 

思考の呪縛を解き放つ決意

私は、あなたには絶対に、
仕方ない

なんていう見えない思い込みに縛られたてほしくありません。

ぜひ、今、自分の吃音を改善し、
本当に自分が望むことにチャレンジ出来る人生へとシフトして欲しいと願ってます。

ぜひ、一歩を踏み出す勇気を、自分の腹の底から引きずり出して頂ければと思います。

最初の一歩が一番不安なものです。

吃音を克服した人はみんなその1歩を踏み出すことが出来た人です。

ぜひ、あなたも今後の自分の未来をを想像してみてください。

そして、先延ばしにするのでもなく、諦めるのでもなく、
このブログを読んでいるあなたには、勇気のある選択を取って欲しいと願います。

信念を変えること、話し方を変えること、その方法

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