吃音治療

吃音症が治った人は理解している。声を出すシンプルな方程式

吃音症を治す原理原則

もし、あなたが吃音治療を行ったことがあるのなら、具体的に自分のどこの部分を改善しとうしていましたか?

このことに明確に答えられないのなら、吃音治療に失敗しても当然だと思います。

今日、伝えたいことはそんな、根本的な問題についてです。

今まで吃音治療を行って来たけど思ったような結果にならなかったという人や、今まさに吃音を無くそうと頑張っている人に理解して頂きたい非常に根本的な話になります。

このことを理解して吃音治療をしていない人と、分かっている人とでは、全く違う結果になるはずです。

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難発性吃音の言葉が出ない具体的な理由

今回の話は特に、難発性吃音の方に向けてのお話になります。

吃音を改善させるには色々な方向からのアプローチはありますが、「結局、この部分をなんとかしないといけない」という話です。

多くの方がいつの間にかそんな、吃音となる根元を忘れて吃音治療を行い、結果、失敗しています。

残念ながらあなたの吃音治療に対しての捉え方が、根本的なものと離れた捉え方をしていた場合、かなり遠回りな、吃音治療となってしまいます。

吃音の根元…というと、難しく感じるかもしれませんが、これはすごく当たり前のことです。
それは、「息が流れていること」そして、「口の形をちゃんと発音したい形になっている」ということです。

この声が出る原理を突き詰めて考えていけば当たり前のことですが、これを忘れていくら緊張しないように、思考を変えて・・・など心理的なことを行ってもその部分を忘れてしまっては、意味がなくなります。

心因性の吃音治療の意味

心理的なことも確かに効果はありますが。

ですが、なぜ心理状態をコントロールする必要があるのか?というと、「普通に呼吸し、ちゃんと口を動かす」ためです。

喉にある声帯が閉じていては呼吸が流れません。

大抵の吃音者は、この部分が力が入りすぎて閉じている(ブロッキング)ため、声が出てきません。

また、吃音者の中には、呼吸は流れているが唇が固まってしまい、声が出ないという人もいます。

ですので、呼吸を流す、唇を動かすといった一番当たり前の行動に、あなたが行う吃音治療が繋がっていなければ当然いけませんよね。

心理的な治療もその状態を未然に防ぐためのものです。

主に緊張状態から来る、会話に使うための筋肉に、無意識に力が入り、その結果、声帯が閉じてしまったり、唇に力が入ってしまったり、というのを防ぐために行っています。

その当たり前の原理がいつの間にかすっぽり忘れて、吃音治療を頑張っている人がいます。

 

声が出てくるシンプルな原理原則

トランペットと吃音の関係

トランペットを吹くのと同じようなものですよね。

唇を上手く使い、息を流さないと音が出ない。

トランペットは空気を振動させて音を出しているので、緊張して唇に力が入ったりすると、高い音が出てこなかったりします。出したい音が出てこないんですね。

声を出すという原理も似たようなものですよね。

声が出せているという時は、「息が流れて、声帯が震えている」ということです。

息が体から出る「吐く」という行為が出来ているということは、声帯が閉じてしまっていないということです。
(閉じている状態が吃音で言うところのブロッキングの状態にになります。)

そして、口の形が発音に適した形になっていると、あなたが出したい「その音」が必ず出てきます。

「最初の言葉が出てこない」とう吃音の症状は、そのシンプルな原則ができないということで起こっています。

ブロッキングが起こる現象を乗り越えるのが吃音治療の本質

そして1つ、重要なことがあります。

それは、息を出すことができない、ブロッキング(声帯が閉じてしまう)が起こってしまう原因は吃音者によって違うとうことです。

人によって違いますので、色々な吃音治療が存在しているわけです。

ブロッキングが起きる原因が人によって、違いますので、あの人は「この治療で吃音が治った」という話を聞いても、あなたのブロッキングを起きている原因がその人と違ったら、あなたは治らない可能性の方が高くなるのです。

そういった理由から、吃音治療は多面的に、色々な側面からアプローチして、それらを最終的に統合していくやり方(←ここ最重要)が、現在のアメリカなどでは吃音治療の主流となっています。

多面的行い、最後に統合です。 これが現在わかっている、最も吃音治療に失敗する確率が少ない方法となります。

難発性吃音の根本、考え方のまとめ

そして、ゴールとして大事なことは、先ほども述べた「空気を流す」「口の形を作る」ということです。

このシンプルな原則にちゃんと繋がっていますでしょうか?

吃音治療のトレーニングには色々な考えがあります。

ただ、この当たり前の原則がすっぽり抜けている状態では成果が出なくて当然だと思います。

この「空気を流す」ということをするためにいろんなアプローチはあるでしょう。

そしてこのシンプルなことが吃音者にとって中々どうして簡単ではありません。トランペットを吹くのと同じように色々なポイントがあります。

心理的に力を抜くやり方もあると思いますし、吃音自体の捉え方を変えたり、自然と力が入らないような話し方をするやり方もあります。

色々なアプローチがありますが、その目的がしっかりしていないと、どこに向かっているのかわからなく、ゴールにたどり着くことができません。

ゴールを理解し、正しいコンパス(統合的な治療)を行わなければいけません。

ですので、そのことを念頭に置き、吃音を改善して行きましょう。

:参考記事

緊張して呼吸が流れないのば「バルサルバ効果」と言われる、反射的な筋肉の緊張が原因となります。それが喉の筋肉の緊張の正体です。下記の記事を読むことでブロッキングによって起こる難発性の吃音を改善させる手助けになるはずです。

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統合的な吃音治療とはどんなことをするのか?

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吃音のせいで周りからクスクス笑われ、馬鹿にされるはもう十分です。
言葉が上手く話せず、無能だと勘違いされる日々は終わりです。

とはいえ、吃音克服はほとんどの人にとって可能ですが、道のりは単純ではありません。

吃音改善は全体像やそのプロセスを知らずして取り組むことは、地図とコンパスを持たず登山するに等しい無謀な行為です。

下記の動画は、吃音克服への全体像とそのロードマップになります。

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