吃音の薬

吃音治療において、薬などはないのか?

薬で治療したり、緩和したり出来ないのか?

という質問もいただくことがあります。
その答えはYse,でもありNoでもあるというのが現在のところです。

 

日本で処方される吃音症の薬

どういうことかと言うと、吃音治療ということで心療内科などに通院しても、
基本的に現在日本において、「吃音症に効果的な薬はこれだ」というガイドラインが存在しません

日本において吃音は病気ではありませんので、
薬剤処方において、吃音症は含まれていないのです。

つまり、病院などに行っても先生自体が
的確な薬の処方が出来ないといういうのが現状です。

 

ですので例え処方されたたとしても、
大抵の場合が鬱病などの方に処方する、抗不安薬などになります。
ガイドラインが定まっていないので、治療を受けた先生によって処方は様々になります。

もちろん、不安から吃音が増幅されることも多いですので、
吃音が軽減されるかもしれませんが解決にはなりません。

 

海外で処方される吃音症の薬

では、アメリカの場合はどうかというと、
基本的にβブロッカーと呼ばれる薬と、ンゾジアゼピン、またはオランザピンが処方されることが多いです。

 

βブロッカー

βブロッカーは、簡単に言うと心拍数をコントロールするための薬です。
主に心臓の病気に使われる薬ですが、
クラッシック音楽の演奏者が、震える手を止める為に飲むこともある薬です。

ベンゾジアゼピン

もう一つはベンゾジアゼピンと呼ばれる抗不安薬です。

こちらの薬は、筋弛緩剤として使われます。

パニック障害、発作、不安、興奮などにおいて効果があります。

ただ、アメリカではベンゾジアゼピンの長期服用は許可されていないので、
スピーチの時、面接の時など、重大なストレスがかかり吃音が出ると
思われる時に使います。

オランザピン

最後のオランザピンという薬は、
アメリカではとてもよく使われている抗精神病薬です。
統合失調症やうつ病などに利用される薬で
吃音症の方にも処方されることの多い薬です。

またオランザピンは、
日本でも統合失調症の患者に利用されていますが、
アメリカとは違い高価な薬になっています。

 

吃音症に使う薬の問題点

これらの薬は吃音症の方に処方される場合がありますが、
根本的に吃音を治療になるわけではありません。

あくまで、一時的な不安や緊張、筋肉の緩和を
行うだけに過ぎません。

また、これらの薬は精神的な依存を生み出します。

一度、薬に頼った吃音者はその薬がないと、
余計に不安になり、現在の状態より悪くなる可能性が高いと言われています。

ですので、吃音症の方がこれらの薬を使う場合は、
常用するのはおすすめできません。

万が一、使用を考えるとすれば、
結婚式のスピーチを頼まれたなど、
特別な機会に不安予防としての服用程度に留めておくべきだと考えます。

吃音の治療には、それらの薬に頼らない、
吃音改善をしていかなければ解決はしないでしょう。

 

吃音の薬のまとめ

・現在の日本において吃音症の方に出す薬という明確なガイドラインは存在しない。
・アメリカでは主に、抗不安薬、筋弛緩剤、βブロッカーなどの薬が出されることが多い。
・薬は吃音治療にはならない。一時的に緩和するだけであり、依存を生む。

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