ヒプノが変える脳の世界

吃音と催眠

 

今日のテーマは「ヒプノ」です。

今、ヒプノの変化がもたらす能力というものが科学的にどんどん証明されてきています。

ヒプノは、変えるのが困難な「信念、認識、感情、行動」などに大きな変化をもたらします。

参考文献:ヒプノの提案は、潜在的な態度に急速な変化を引き起こすことが可能。

通常の常識では、潜在的な態度は無意識で行われるので、それを変えることは難しいです。

しかし、研究では、ヒプノのセッションを通して、意識では変えることが困難であった、潜在的な態度を変えることに機能する証拠を提供しています。

ヒプノは無意識からアプローチをするボトムアップの中でも、特に、効果が高く扱いやすいアプローチです。

最初慣れるまで少し時間がかかる人もいますが、ヒプノで行う深いリラックスの変性意識状態になるコツを掴んだら、面白いように自分の無意識にアプローチできるようになります。

吃音の不安を軽減させたり、苦手な状況でも調子の良い時の自分を出せたり、吃音からくるよくない態度の変更などの変更も可能になります。

ヒプノに興味がある人もいれば、「なんか胡散臭いな〜」と思う人もいるかもしれません。私も昔はそうでしたから気持ちはわかります。

実際に、私の言葉で説明するよりも、神経学者や認知脳科学者たちのエビデンスを元に説明したほうが頭で理解しやすいと思うので要点をピックアップし噛み砕いて解説していきます。

ヒプノによる脳の変化を証明

参考文献:催眠の提案(サジェスション):認知神経学の機会

ヒプノの最中の脳の変化をfMRIでスキャンした証拠から、ヒプノを行なっている最中の「空想」は、単純に人が想像しているのは違う脳活動が起こっていることが明らかになりました。

人が意識上で行動、経験する前段階で「無意識の認知」が起こっているが、ヒプノはその役割にアプローチします。簡単にいうと無意識で活動している情報をヒプノを通して書き込むことが出来るということです。

認知心理学では、無意識が行なっている自動的な運動、思考プロセスは、個人の意識のコントロールを必要とせず機能しています。そして、ヒプノはこの自動プロセスの修正可能なことを認めています

ヒプノは、強いフォーカスを促し、脳が情報を吸収される「注意状態」を作り出している。それが、競合する「考えや感覚」の抵抗を最小限に抑えているということです。

ヒプノによる脳回路の変化パターン

参考文献:ヒプノに関連した脳活動と機能の接続

ヒプノは、特定の脳機能を変化させていることが認められています。

この研究では、普段活発に繋がってる、脳のデフォルトネットワーク(DMN)とエグゼクティブコントロールネットワーク(ECN)の分離が確認されました。

そして、エグゼクティブコントロールネットワーク(ECN)とサリエンスネットワーク(SN)の間に通常の状態とは違う統合が見られました。

理解すために、脳のネットワークの説明をすると…

デフォルトネットワーク(DMN)とは

想像、空想ネットワークです。

デフォルトネットワーク(DMN)とは、意識的な活動をしていな時にベースとなり活発になる脳内ネットワーク。

タスク処理では活性化が落ち、自分のことや人のことを考えたり、過去を思い出したり、未来を描いている時にアクティブになる領域です。

エグゼクティブコントロールネットワーク(ECN)とは

考えに影響を与えるネットワークです。
実行機能と呼ばれています。

・注意の焦点化
・注意の分割
・情報を更新し課題のシフト
・長期記憶のコントロール

情報処理をおこないます。自分なりのフィルターをかけ取捨選択する機能があります。

行動のための、目標、志向などを形成しています。

エグゼクティブコントロールネットワークを経由し、自分の意識に「自分の考え」として上がります。

サリエンスネットワーク(SN)とは

脳内ネットワーク同士をつなげるネットワークです。

感情、感覚、情報の統合を通して、コミュニケーション、社会的行動、自己認識の形成など複雑な機能を支えています。

簡単に説明すると

つまり、ヒプノでは行なっている空想と、連想される今までの思考の分離が行われます。

わかりやすく言うと例えば、吃音者なら吃音のイメージは、ネガティブな思考と繋がっていましたが、その繋がりがリセットされるように働くということです。

そして、あなたの思考は、別の感覚、感情、情報を通して、再統合されるということです。

ヒプノでは脳内で今まで1つだった、イメージと思考を切り離し、別のポジティブな感覚、感情、情報をくっつけて1つにするという作業だということです。

ヒプノの機能のすごさを少しでも理解していただけたら、あなたの人生を変えるほどのインパクトトがあると言うのも決して言い過ぎではありません。

ヒプノは誰にでも効果があるのか?

ただ、現実的なことを言うと、ヒプノには生まれ持っての適正があります。約10%の人は脳の変化が一回のセッションで劇的な変化があります。

約80%の人は、10%の人よりもマイルドな変化になります。
私も、80%の中の1人なので、ヒプノを効果を実感するためには、自己暗示のセッションを何回も行わなければいけません。

そして、残念がなら、残りの10%前後の人はヒプノが効きくいです。猜疑心が強かったり、頭が固い人などは、この10%に入る傾向があります。

ここまで、興味を持ってブログを読んでくれている人は、10%の確率は少ないと思いますが、その少数の人に対しては効果が発揮できません。

参考文献:ヒプノのオックフォードハンドブック

大抵の人は80%の中に入ると思います。

なので基本的には効果を得るためには最初の1週間は毎日、自己暗示をする、その後は1日置きに自己暗示を3週間するなどの期間を見て実践していくことで、変化が顕著になってきます。

大事なのは、理解よりも体験

このブログは冒頭で、「頭で理解してほしい」と言ったのですが、本当は頭で理解ではなく「体感」してほしいと思ってます。

恋に落ちるとはどんなものか、いくら理論的に語っても、恋に落ちたことのない人に、その感覚を本当の意味で理解するのは不可能です。

ですので、自己暗示を自分何回もで試してみて驚く変化を体験してほしいと思います。

それでは、またメールします。


Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/iorimashiro/kitsuonchiryou.com/public_html/wp-content/themes/jin/include/breadcrumb.php on line 199