吃音は治らない？知っておくべき治療の確率

「吃音は治らない」そんな考えを持っている人もいます。

でも実際のところはどうなのか？

なぜか　吃音は治らないと思っている人も多いです。
そんな人でも「吃音を克服した」「吃音が治った」という声も聞いたことがあるでしょう。

そして、実際に、吃音を乗り越えた方が現実にたくさんいるのです。

吃音は治らないものではないのに、では、なぜこんなに吃音者が多いのか？それをデータを元に分析していきましょう。

アメリカの統計では幼児の吃音者は５％、成人の吃音は０.７３％というデータがあります。

つまり、アメリカでは約２万人の吃音者がいます。
このパーセンテージは日本、その他の国でも同じくらいの数字となっています。

幼児吃音は何もしなくても自然と治っていくことが多いですが、成人の吃音の場合は自ら積極的に改善に臨まないと吃音は治らない言われています。

成人の吃音は治らない？

実際に、あなたも吃音を克服した有名人などの話しを聞いたことがあるかもしれません。有名な人だけでも吃音を克服した人というのは意外とたくさんいます。
ですので吃音自体、治らないわけではないのは理解出来ると思います。

ただ、不思議なのはなぜ、「アメリカで２００万にも吃音者が存在し、吃音者のパーセンテージが少なくならないのか？」

アメリカには吃音改善に関する情報、カリキュラム、治療院が存在し、あらゆる面において日本に比べ最先端の吃音治療を受けられます。

実際そういった治療を受ければ吃音を治す可能性は非常に高くなっています。

吃音を治す努力をする人は一握りの人だけ

ですが、吃音者がいなくならない原因は、実際に吃音の治療機関を訪れる人というのが、１年で約２５０００人しかいません。

吃音者の約９５％以上の人が吃音を治そうとしないのです。

治療を行わない理由は、まずは金額的な理由が挙げられます。

一般的にトータル４０００ドル〜６０００ドル（４０万〜６０万）の治療費がかかります。

もう一つの大きな理由は、日本に比べ良い吃音治療の機関は多くありますが、それでもアメリカ広さから言えば吃音治療に詳しい機関はかなり少ないと言えます。

吃音を治すには時間がかかりますので、身近に良い治療院などがないと治療に通うのが難しいという現実があります。

治らないわけではないのが分かっていても、そういった金銭面、立地などの障害から吃音治療を諦める人も多いのです。

吃音治療の途中で挫折する人

また、吃音を治そうと治療に臨んでも、短期間で効果得られないらないため治療を辞める人も多いです。

吃音を治すには一般的に半年、一年と期間が必要です。

アメリカのカリキュラムでは吃音治療を最後まで終えた人達が満足の行く改善結果を得られたという人が９０％越える治療機関などもいくつもあります。（もちろん、吃音の研究が遅れている日本ではもっと少ない満足率になります。）

ただ、問題は人間誰しも、インスタントに考えます。「１ヶ月で治したい」人によっては「２週間で治したい」と真剣に言う方もいました。でもこれは、実際には無理なことです。

ただ、忘れないで欲しいのは時間をかければ、吃音は失くすことは可能だということです。
時間がかかるからといって、先延ばしにする必要はありません。

今日、吃音改善をスタートすれば、半年後、１年後には大きくあなたの会話は変化しているでしょう。

吃音は治るのか〜まとめ

• 成人の０.７３％が吃音。アメリカの人口にして約２００万人の吃音者がいる。
• 実際に吃音治療に取り組む人は２００万人の中の２万５千人程度。
• よい吃音機関できちんと吃音治療を受けた人は９０％以上が満足の行くまで改善している。
• 吃音を治す決意をするのはいつだって今の瞬間です。先延ばしにする意味はありません。（成人の吃音の場合）

アメリカの最新の吃音治療のプロセス