こんにちは、川村です。

先日お送りした電子書籍、「吃音の自己改善:完全メソッド」をお読みいただけましたか?

その中で、生理的反応、振る舞い、感情、意図、信念、認識という6つの項目について触れました。

これら全てを改善することが、吃音を減らすための鍵ですが、多くの変化を起こすことには圧倒されるかもしれません。

しかし、ここで理解していただきたい重要なポイントがあります。

吃音を改善するためにはさまざまなアプローチがありますが、それら全てに共通して効果を発揮する核となるものが存在します。

つまり1つのスキルを上げれば、吃音改善に必要な全ての項目に効果があるということです。

例えば、英語を学ぶ際には英単語を覚えることが英語学習の全ての項目でプラスつながります。

総合格闘技では、フィジカルを鍛えることがすべての場面でプラスに働きます。

どんな学習にも核となる重要なことがあります。

では、吃音改善におけるその核とは何だと思いますか?

・・・

答えを言うとそれは、「自己認識能力」にあたります。

自己認識能力は、、生理的反応、振る舞い、感情、意図、信念、認識これら全ての項目を改善させるために共通する、向上させなければいけないスキルです。

自己認識とは具体的に何を意味するのでしょうか?

身体的な自己認識

まず、身体的な自己認識、プロプリオセプションと呼ばれるものについて説明します。

プロプリオセプションとは、筋肉、腱、関節からの信号を通じて、自分の体がどのように動いているかを感じ取る能力です。

私たちの身体の動作は、今までの経験を元に無意識で同じことを繰り返します。

吃音もその1つで、苦手な言葉や、相手、状況などで、声帯がブロックされ言葉が出てこないという反応が起こります。

この反応は変えることができます。

それが可能になるのは、プロプリオセプションを感じ、私たちの監視塔である内側前頭皮質が、何が起こっているかを認識できた場合のみ、それを変化させる体制に入ります。

プロプリオセプションの間隔がが鋭ければ鋭いほど、自分の身体をコントロールする自由度が上がります。吃音から言葉のコントロールを取り戻すことができます。

また、「感情」を管理することにも、プロプリオセプションの向上が大きく寄与します。

その理由は、感情が私たちの身体に具体的な反応を引き起こすからです。

例えば、話す際に感じる不安は、お腹が締まる、視線が不安定になるなどの身体的反応として表れます。

感情と身体の反応は密接に連動しています。

感情自体を直接コントロールするのが難しくても、身体の反応を徐々に変化させることはできます。心と体は繋がっており、身体の状態を調節することで感情にも積極的な影響を与えることができます。

心理的自己認識

続いて、心理的自己認識の役割についてお話しします。

自己認識が向上すると、自分の思考プロセスをより深く、細かく把握できるようになります。

ここで重要なのは、自分自身を客観的に見る能力です。

どのような状況で自分は特定の考え(意図、信念、認識)にいたるのか?

そして、その意図や信念、認識になるのは何が背景なのか?

客観的な自己認識を通じて、自分の思考に対する理解が深まり、思考の幅が広がります。

これにより、否定的な感情や固定化された思考パターンに効果的に対応し、より健康的で前向きな心持ちへと導かれます。

さらに、吃音の克服という目標に向かう道のりにおいて、自己認識は進歩を見極め、必要に応じて行動を微調整するための強力追い風となります。

自己認識は吃音に関わるあらゆる課題に影響を及ぼし、克服への道を速める中核となるのです。

告知

私どものカリキュラムでは、自己認識を深めるために、自分自身を客観的に観察するスキルを重視しています。

このプログラムは6ヶ月間を通じて段階的に自己認識を高めるために体系的に構築されており、参加者の皆様が確実にスキルを習得できるように設計されています。

カリキュラムの参加者様から高い満足度の声をいただく理由の一つは、自己観察の能力が自然と向上し、結果として吃音のコントロールが可能になる感覚を身につけていらっしゃるからです。

そして、心理的な自己認識を向上させることによって、吃音に対する向き合い方が全く変わることです。

カリキュラムに参加される方のほとんどが、6カ月の途中で「まだ吃音は完全に治ってないけど、吃音が出てもほとんど気にならなくなった」と発言しています。

また、そういった心理状態の変化がさらなる流暢さを生み出し、プラスのサイクルが回ります。

こういった体験ができる6カ月の吃音改善カリキュラムは明日(12/30)まで、特別価格で参加できるので、来年を今までと違う1年にしたい人はご参加ください。

https://fluencycoaching.com/cp_price

同じことしていても、同じ思考、反応を繰り返します。ぜひご参加いただき、一緒に成長していきましょう。