先日、学生の方からこんなメールが来ました。

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私は現在、高校2年生で、
もうそろそろ就職に向けての面接練習が始まってしまいます。

就職先も接客業がやりたかったので前に一度、
接客でのアルバイトをやってみました。

けれど私だと接客業は無理だなと痛感しました。
やはり工場など製造系の方がいいのかなと思いました。

将来やりたいこと、
就きたい仕事などあるのに吃音のせいでできないのがすごく悲しいです。
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どもりと接客業

吃音者は接客の才能が眠っている

吃音だから・・・
「やりたい仕事ができない」という人も現実にいます。

そして私自身、昔はそう信じていました。

ですが私が実際、たくさんの吃音を抱えている方と接してきて学んだことがあります。

それは、軽度の吃音の人でも、
「自分は上手く話せないから、接客はできない」
という人もいれば、

重度の吃音の人で、
「会話が上手くなりたいから、接客業につきました」

という人もたくさんいたことです。

メールを通して会話をしていると、前者の人は深刻で、後者の人は読んでいて元気になるようなメールを頂きます。

ですので、吃音が軽い、重いではなくて「本人の受け取り方が人生を決めているんだな」と本当に痛感しています。

ただ、今回のお話を頂いた「接客業」ということに関しては、私は逆に吃音者は「接客、営業に大きな才能が眠っている」のです。

(参考:吃音でも接客業を頑張っている人へ、3つのアドバイス

吃音者が接客業に向いている3つの理由

何ぜ、私が吃音者は接客業をすべきだと考えているか?
それは次の3つの理由が背景にあるからです。

1・吃音者の83%が共感力が優れている

接客業にとって一番大切なスキル。それは流暢に話すスキルではありません。最も大切なスキルは「相手の気持ちを理解するスキル」です。

あなたは接客される時、話しの上手い人から商品を買いたいですか?それとも、本当にあなたのことを理解してくれている人から購入したいでしょうか?答えは明白ですよね。

みんな、「この人は、私の気持ちを解ってくれている」
と思える人から買いたいのです。

吃音者の多くはこのスキルを生まれながら持っているのです。
(参考:吃音者の83%はハイリーセンシティブパーソン

2・信頼が得られやすい、警戒されにくい。

なぜ、人はセールスマンから商品を買うのか?

有名なセールスの本で書いてあったことなのですが、その理由は何だと思いますか?

….

多くのセールスマンは、お客様が自分から商品を買った理由は「ライバルよりも商品がよかったから」と思っていました。

ですが、「なぜ、この商品を買ったのか?」というアンケートをお客様に取ったところ、ダントツで「セールスマンが信頼できた」という意見だったのです。

接客で「この人胡散臭い」と思われたら絶対に購入してくれません。ですので、お客様に対して本当に誠実であることが伝わらなければいけません。

そして、話しが下手な人の方がより信頼が伝わりやすいのです。

ホンマでっかTVとう番組をご存じでしょうか?

以前、話題の中で澤口先生と、そして門倉先生は特に話が詰まったりして、話すのが下手なのです。

彼ら二人は非常に「視聴者からの人気が高い」ということを言っていました。

彼らが人気な理由は、訥弁(すらすら話せない)だから人気があると、心理学の先生がおっしゃっていました。

日本では、流暢に話す人よりも、滑らかに話せない人のほうが好感が持て信頼性がると。

そして、
「流暢な弁護士は裁判に勝てない」
「弁護士は訥弁でなければいけない」
といった話もありました。

つまり、つっかえて上手く話せない人のほうが、好感が持て、信頼を築づきやすいということです。

3・相手の話しを聞く事が出来る

そんなの「誰でも出来るよ」と思っているかもしれません。

ですが、実はほとんどの人がちゃんと出来ていないのが「相手の話しをしっかり聞くこと」なのです。

接客業で大切なことは、上手く話して買わせることではりあません。

相手は「何に困っているのか?」そして「どんな結果を得たい」のか?そのサポートをしてあげることです。

大事なことなので、繰り返しますが、
セールスは「売ること」ではありません。「お客様の問題を解決し、理想の未来の手助けをすること」なのです。

「上手く話して売ること」と考えている営業マンは結局、お客様に選んでもらえないです。

吃音者は、上手く話す能力は今のところ得意ではないかもしれません。(もちろん、練習次第で会話のスキルは上がります)

多くの吃音者は今まで、戦陣を切って話す事よりも、聞くことを無意識でしてきたので、「聞くスキル」はあなたが思っているよりも高いのです。

素晴らしいセールス・パーソン

例えば、パソコンあなたが電気屋さんに新しいパソコンを買いに行ったことを想像してみましょう。

1人は、ものすごく流暢に話す店員ですが、
「このパソコンはCPUはi7でメモリも16GBを搭載してこの価格です!さらに今ならグラフィックボードもグレードアップします」
と専門用語で、こちらのことを考えずに売り込んでくる店員。

 

もう1人は、話しはたどたどしく、説明が下手だけど
「普段パソコンでどういったことをしますか?」
「予算はいくらくらい考えていますか?」とこちら考えを出来るだけ理解しようとしている。

親身になり「お客様に本当に満足の行く選択をして欲しい」という誠実さが伝わる店員。

あなたはどちらを選ぶのか?ということです。

 

あなたの眠れる獅子を目覚ますステップ

大事なことは、吃音者は接客業の才能が眠っているが、多くの人は眠り続けたままだということです。

なぜ眠り続けているのか?

というと、まず、自分の接客に対する才能を過小評価です。

ですが上記で話したように、接客で大切なことは流暢に話すことよりも、相手のことを理解するスキルです。

ですのでまず、その考えをシフトする必要があります。

お客様はあなたに「上手く話して欲しい」思っているのではありません。残念ながらお客様はあなたのことなど本当に興味がないのです。

お客様は「自分のことを理解して欲しい」と心の底から願っているのです。

ですので、「言葉が出なかったらどうしよう」という思考から、「このお客様はどんなことで悩んでいるのか?そして、どんな結果を得たいのか?」それに集中して考えましょう。

そうすれば、吃音者である人はすでにその才能を持っています。

自分自身の考えを、「自分がどう見られるか?」という自分目線の視点から、「お客様の理想の未来を叶える手助けするには?」というお客様の視点になった時、あなたの奥に眠る才能の片鱗が見え始めます。

(おすすめ記事:言葉が詰まる、難発性吃音者のための4つのコミュニケーション能力

・接客と才能のまとめ

人生の大半は仕事で時間を取られます。

吃音だから・・・といって、やりがいのない仕事を選ぶというのは、人生の大半をやりがのないものに費やすことになります

私自身、過去10年以上、吃音のせいにただ、「人と接することが少ない仕事」を選び、やりがいのない仕事をしていました。

本当に後悔しています。あなたには同じ後悔はして欲しくないと心から思います。

特に若い時の10年間とうものは本当に、何事にも変えられない大切な時期だと思います。

とりわけ「人と関わる仕事が好きだけど、吃音が・・・」と悩み、諦めるという選択は才能があるだけにもったいないです。

吃音者は人と関わる仕事、そこには才能が埋もれています。

騙されたと思ってあなた自信の才能を信じてみてください。

そして、自分の進みたい未知を進みながら、吃音も改善する努力をして行くのがよい行動だと確信しています。

吃音が治ったら好きな仕事をしようではなく、好きな仕事をしながら吃音を改善していこう

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吃音克服の道のりは単純ではありません。
正しい方向性と、新しい地図を手に入れ、
目的地までの道のりを把握することが大切です。

吃音改善のプロセスの全体像を知らずして、
取り組むことは、地図と方位磁石を持たず登山に入るようなものです。

まずは、吃音改善への全体像を知った上で、最初の1歩を踏み出しましょう。

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