難発性の吃音はどうしたらいい?
今回のお話は、吃音の悩みなどについて、
お問い合わせ頂いた中から以前返信した内容を、ピックアップしております。

多くの吃音者様に共通する問題ですのでぜひご参考ください。

*ご質問とその回答につきましては、個人の特定を避けるために一部改変、抜粋、要約をしております。

「第一声が出ない吃り」難発性の吃音とどう向き合うのか?というご相談

私が吃音だと認識したのは大学1年のころです。

それまでは吃ることなく生活していたのですが、バイト中、お客様さんのメニューを厨房に伝える時に、最初の言葉が吃るようになりました。
それからは意識してしまい、伝えることが怖くなりました。

職場で自分が吃音だと思われ、 ぎこちなく挙動不審みたいな感じになってしまいます。

その辺りから私生活も吃音を本格的に意識し始めて、バイトも辞めてしまいました。それ以降、初めての人とかに「名前は?」と聞かれることが怖くなるようになってきました。

就活しなければいけないと思っていますが、吃音が出るのが怖く、行動に移せません。

そのため、仕事内容に電話対応が多そうな仕事をやりたくないと思い、消去法的な感じで選んでしまうことが多いです。

就活しなければならないので、なんとか吃音を克服する、もしくは、治らなくても少しは症状を抑えたいと思っています。

今後どのように吃音と向き合っていけばいいでしょうか。

また、治療法はどのような方法があるんでしょうか。

吃音を意識すると、ネガティブ思考になり、新しいことを始めるのが難しいです。

最初の言葉が出てこないとう、吃音と向き合うには?川村の返信

こんにちは、川村です。

私どものブログからのご連絡ありがとうございます。

成人してからの吃音症は、基本的に会話の時の失敗などによる、心理的なものがきっかけによるものが大半です。
そして大半の型が最初に起こる症状は難発性の吃音といって、最初の言葉が出てこない状態になることが多いです。

また、言葉が出なかったという失敗したことを思い出し、不安になってしまう。

そういった「予期不安」のせいでより吃音が酷くなっていきます。

ただ、成人してからの吃音は心理的な物、つまり心因性のものがきっかけとなり吃音になりますが、

難発性に限ったことではありませんが、吃音を改善していくには、メンタル部分だけを重視した心因性だでけは不十分ですので

外因性、脳内神経部分(簡単にいうと言葉を話すときの脳の使い方)の両面から、自分に合った吃音改善の訓練をしていかなければいけません。

(参考1:言葉が出てこない吃音の2つの要因
(参考2:難発性吃音の脳に起こっている現象

 

また、吃音は人それぞれ多様性があり、症状、原因もその人によって違いがあります

ですので、「この方法だけをやっていれば、間違いなく治る」
というたった1つの方法というものはありません。

現在の吃音治療は、統合的、包括的アプローチというのが主流で、ざっくり言ってしまうと、多面的にある吃音の要因をカバーするために、全体的に吃音改善を行います。

「全体的に行う」と言うと何か、吃音治療がものすごく大変なことと感じるかもしれませんが、

実際のところ、2〜3ヶ月、統合的な吃音改善を
行っているなかで、ほとんどの人が自分で、「どの改善トレーニングをしている時が、自分の会話の調子が良いか?」ということが自分自身で実感するようになってきます。

ですので、そこまでいけば、後は自分自身で修復しコントロールすることが出来るようになります。

そこからはスムーズに改善に向かうとうのが一般的なケースになります。

メールを頂いた内容から、吃音と認識してからまだ数年ということなのでそれだけを見ると、
吃音を改善することは自体は難しくはないと見受けられます。

大半の吃音者は、10年、20年、それ以上と、抱えている方ばかりです。

正直なところ、長ければ長いほど、外因、内因と両方とも長年のパターンが出来上がっているのでそれを変えていくのには、効果的なものを考えて集中して行わなければいけません。

(参考:吃音改善を加速させるサイクルの秘密

その点で言えば、難発性でまだ数年ということですので、比較的、改善は早いと予想できます。

ただ、今のまま、どんどんネガティブなスパイラルに入ってしまうのは良くありあません。

出来るだけ早く、吃音と向き合い軌道修正しないと、ネガティブな状態が悪化すると後々、吃音を改善させることがどんどん難しくなってくるはずです。

吃音治療は、吃音だった期間が「長い」か「短い」「重度」か「軽度」などの違いよりも、その本人が「ネガティブ」か「ポジティブ」か?

ということが一番、スムーズに改善出来るかどうかに影響します。

(おすすめの記事:吃音を克服するための5つの性格

 

ただ、繰り返しになりますが、メールで拝見してるには、「年数が短いこと」そして症状が最初の言葉で出ない「難発性のもの」ということなので、吃音を改善する事自体は難しくないはずです。

現在の海外の吃音治療のカリキュラムの主流ですが、

最初の3週間〜6週間ほど集中的に行い、あとは、ゆっくりコツコツ行なう(半年程度、重度の方は1年前後)といったスタイルが多いです。

メールの内容で判断するには、現在は軽度の吃音の部類だと思われますので、今よりも酷くなる前に取り組み始めることをおすすめします。

現在、就職活動中とのことですが、吃音ということに負けず、本当に自分の成りたい未来に向かって進めることを心から願っています。

(参考:就職活動、面接のアドバイス

長くなりましたが、今まで、「吃音のせいでやりたい仕事などを諦めてきた」という人をたくさん知っています。私自信もそうでした。

大学生ということで、まだ若いですので、ぜひ後悔のないよう吃音に向き合い、乗り越えて行って欲しいです。

 

「第一声で吃る、今後どう吃音を向き合うか」とう難発性の相談に対するまとめ

  • 予期不安で吃音は酷くなるが心因性と外因性両方から改善が必要。
  • 吃音治療は多面的に行う。そのうすることで自分がどの改善アプローチが特に適しているか?などを実感し、吃音のコントロールが出来るようになってくる。
  • 海外の吃音治療のスタイルは最初に3週間〜6週間、集中的にな吃音治療のカリキュラムを行い、その後、少しずつ半年〜1年をかけて徐々に改善させていくスタイルが多い。
  • 吃音歴、重症度などよりも、ネガティブな人がスムーズに改善に行きにくい。前向きな思考の癖をつけるプログラムも同時に行うと効果的

「最初の言葉が出ない」というパターンを変える吃音改善のプロセス

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吃音克服の道のりは単純ではありません。
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吃音改善のプロセスの全体像を知らずして、
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