吃音 面接

吃音の面接対策|たった2分の「ある行動」で結果が変わる

面接対策

「来週、就職の面接があるんです」
そういった相談をよくいただいたます。

面接で言葉が出なくなる恐怖心が募り、そして実際の面接では「吃音が出てしまい、名前や挨拶が言えなくて失敗した」

このような経験は、吃音症を持っている人なら1度は経験があるかもしれません。

私のところにも、就職活動の最中、面接が近づいてきた段階で突然そういったメールなどを頂いております。

そして、「面接で上手く話せるコツを教えてください」というご質問が多いので、
吃音者が面接の対策となることをお話ししたいと思います。

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吃音治療は時間がかかる、なので短期の場合は対策をするしかない

正直なところ、吃音を改善させるにはある程度のまとまった期間がかかかります。

2ヶ月や3ヶ月で治るものではありませんし、ましてや1週間後の面接までに吃音をどうにかできません。

本来なら、就職活動が控えているのなら半年前くらいから、吃音改善に取り組み、

そういった面接のような緊張の場でもスムーズに話せるように、日々、吃音を治していかなければいけないです。

面接においての吃音症の対策

とはいえ、そういった、「面接をしなければならない」「人前で発表しなければならい」、という場面が迫っている人へのアドバイスをお伝えしたいと思います。

面接などの吃音対策方法は実際いくつもあります。

心を落ち着かせるイメージトレーニングの方法や、呼吸法、その他にも面接であがってしまうことを緩和させる細かい手法はいくつもあるのですが、

ただ、そんな短期間で、あれもこれもやろろうとしても、逆に精神的な負担がかかり吃音が余計出てしまうといったことにもなるかもしれません。

ですので、今回は1つだけ、面接での吃音対策に実践して欲しいことがあります。

その対策は何かというと「ボディーランゲージ」を利用する方法です。

短期的な面接対策は爬虫類脳を使う

脳にはざっくり話すと、
三段階層に分かれています。

  • 論理的思考の人間脳
  • 感情の哺乳類脳
  • 身体的運動の爬虫類脳

(参考:吃音者が朝礼で挨拶の言葉が出てこない原因

緊急事態、つまり今回の話でいうと、「面接官の前で言葉が上手く出てこなくて・・・」

という時は、一番下位の脳、爬虫類脳をコントロールすることにフォーカスしましょう。

下位の部分とは、具体的につまり、ボディーランゲージやアイコンタクト、呼吸などです。

一度に多くの対策を取り入れようとしても余計に頭がフリーズします。
(参考:どもりを治すことに繋がる脳のワーキングメモリ<作業領域>について
堂々としたボディーランゲージと、呼吸を流がすということ。

姿勢と呼吸、これら普段無意識で行っていることを自分の意識に上げるということが感情を抑え、会話のコントロールを取り戻すキーになります。

面接を成功させるにはボディーランゲージ

 なぜ、このボディーランゲージとういう手法をお勧めするのかというと、

それは最も簡単な面接前の吃音対策だからです。

その他、いろいろ効果的な方法はもちろんあります。

ですが、面接などがまじかに迫っている場合、複数のことを同時にやろうとするのは危険です。
なので、もっとも簡単なテクニックであるボディランゲージを使うといった手法をお勧めします。

これは、簡単なのですぐに使うことが出来ます。

面接の前に、吃音を軽減させるために行うたった1つのこと

面接など、過度に緊張が高まる場面で吃音を出さないためには「自信を持つ」ということ。

ただ、これは誰でもわかっており、痛感しているが「出来ない」というのが現実です。

自信を持てと言われて持てたら苦労はしないぞと。

通常メンタルトレーニングで、こういった自信をつけることというのは、非常に時間がかかります。

ですが、ボディランゲージを利用する対策をすれば、

面接の前の2分間で、簡単に自信を増やすことができます。

では、どんなボディランゲージが吃音症で不安な人の「面接に対する自信」を向上させるのか?
そのヒントは、人が、動物が自信を持っている時に行うボディランゲージに秘密があります。

想像してください。

  • 人が自信に満ち溢れている時、どんなポーズをとりますか?
  • ボクサーが試合に勝った時どんなボディランゲージをしているか?
  • マラソンランナーがゴールをする時どんなボディランゲージをしているか?
  • あなたは、なにか成功した時どんなボディランゲージを行っているのか?

人が一番自信に満ち溢れている時はいつか?それは勝利をした瞬間です

その時は、自分に対する賞賛、誇り、自信が心を満たしています。

自信を感じさせる脳内分泌液が大量に放出されます。
実は、一番自信に満ち溢れている瞬間というのは、みんなある共通のボディランゲージをしているのです。

どのようなボディランゲージか?というと、

両手を高く上げ、背筋を伸ばし、強くガッツポーズをしています。

そのように、自信に満ち溢れている瞬間はあなたも同じはずです。

これは動物でも同じです。

鳥が威嚇する時は両手の羽を目いっぱい広げ、自分を大きく見せ自信があることをアピールします。
クマが威嚇する時は、立ち上がり両手を大きく開きます。
カマキリなども攻撃する前は、立ち上がり両手のカマを高く掲げます。

このように、いろんな動物たちが、

自分は強いという自信を見せるために行う行動と、人間がガッツポーズを行う行動も原理としては同じことだと言われています。

肉体と精神は繋がっている

 ここで疑問となるのは、感情と体がつながっており、気分が高まった時は自信のあるボディランゲージを自然としてしまうことは理解できるが、先に、自信のあるボディランゲージをすると感情まで高まるのか?ということです。

答えはイエスです。これは、脳科学の分野では当たり前のように言われていることなのです。

例え、気持ちが落ち込んでいても、腕を上げガッツポーズをしていれば、なかなか落ち込むのが難しくなりますし、逆に、うれしい時に、下を向き背筋を丸めていれば気分も下がってきます。

体とは、まるでリモコンのように、脳にどういった感情にさせるかコントロールを仕向けることが出来るのです

吃音者は自然と、弱いボディランゲージになっている

ですので、吃音症の方が面接の前に絶対にしてはいけないポーズが、

目線が下を向き、背筋を丸め、小さくなっている姿です

そうすると、面接のプレッシャーが増幅され、吃音の出る確率が増してしまいます。

面接で自分に自信を与えるためには、力強いボディランゲージを取らなければなりません。

もちろん、すべて100%極端に出来るというわけではありませんが、実際に脳内分泌液に違いが出てくるということがわかっています。

2つのホルモン

吃音の引き金になる2つの脳内分泌液

心理状態に関係する脳内分泌液の中でも特に重要な2つの分泌液が、テストステロンコルチゾールです。

ポジティブなエネルギーのテストステロン

スポーツなどをしている人にとってはお馴染みの成分ですが、これを心理学的な角度からみると、テストステロンは競争性が高まったり、悪く言えば攻撃的になったりします。自分の中に力が湧いてくるのです。ポジティブな気持ちが強くなります。

ネガティブなエネルギーのコルチゾール

も一つの成分、コルチゾールはストレスと大きな関係があります。ストレスを受けるとコルチゾールの分泌も増加します。

コルチゾールの分泌が増えるとよりネガティブな気持ちになってしまいます。

不安が吃音の引き金となり、より状態を悪くしてしまいます。

吃音者は面接の前は2分、強いボディランゲージを取る

実際に、強いボディランゲージを2分間とった後、脳内分泌液を調べた結果変化が見られました。

  1. テストステロンは20%の増加
  2. コルチゾールが25%の減少

という実験結果になったというデータがあります。

そして、逆に自身のないボディランゲージを2分間とった後は、

  1. テストステロンは10%の増加
  2. コルチゾールが15%の減少

という結果になりました。

吃音症を持っている方は、面接などでは必ずといっていいほど、自身のないボディランゲージを自然と取ってしまっています。

これが強いボディランゲージに変えることで、その、テストステロン、コルチゾールの差はかなり違ってきます。

ですので、面接の前には2分間、トイレにこもって、両腕を上げガッツポーズする大勢を作ってください。

そして、この効果は自分の気持ちを変えるだけではなく、面接者、つまり相手の印象も、2分間の力強いボディーランゲージを取った人の方が、良い印象になったという実験結果もあります。

つまり、面接をするにおいて、このことを行うことは、吃音者自信も吃音を出る確率を減らせますし、面接官の目線からみても、好印象になるということですのでやらない理由はありません。

ぜひ、面接の直前にこれを試してみてください。

もちろん、可能であらば、面接官と対話している時にも、より堂々としたボディーランゲージを取るということを意識に上げた方がいいことは言うまでもありません。
ですが、ここで言いたいことは、実際の面接中でなく、事前に2分間行うだけでも脳の分泌物が変わり、思考が変わるという事実です。

吃音症の人が面接をすることのまとめ

  • 吃音を治すには時間がかかるので、就職活動の6ヶ月前以上から吃音改善に臨むのがベスト。
  • そんな準備期間がない人は、とりあえず一番簡単な対策、ボディランゲージを変えるということを行ってみる。
  • 吃音症の方はテストステロンが下がり、コルチゾールが増加するようなボディランゲージを自然ととってしまっている。
  • 姿勢を変えるだけで、テストステロンとコルチゾールの分泌率が変わることは証明されている

また、ボディーランゲージだけじゃ物足りないという方は、下記の関連参考記事などもご精読ください。

参考1:吃音の治し方|自分で出来る10の方法)

*参考動画/AMY CUDDY
「ボディランゲージが人を作る」

少しでも吃音を失くすために、吃音改善に取り組もう

「吃音を治したいいけど、何から始めていいのかわからない」
という人のための無料の3つの動画講座をご用意しました。

吃音のせいで周りからクスクス笑われ、馬鹿にされるはもう十分です。
言葉が上手く話せず、無能だと勘違いされる日々は終わりです。

とはいえ、吃音克服はほとんどの人にとって可能ですが、道のりは単純ではありません。

吃音改善は全体像やそのプロセスを知らずして取り組むことは、地図とコンパスを持たず登山するに等しい無謀な行為です。

下記の動画は、吃音克服への全体像とそのロードマップになります。

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