どもりを気にしない

人前でどもるのが怖くて話せない。

一人の時はすらすらと話せるのに、人と接する時は緊張してしまい言葉が詰まり声が出ない。

吃音の原因は心の問題ではなく、脳の問題というのが今の海外の吃音研究の一般的な考えですが、それだけではなく、吃音は確かに「性格的な影響」を強く受けています。

つまり、生まれもって吃音になりやすい「性格」というのがあります。
それが「HSP」と呼ばれるものです。

吃音は意識すればするほど、なかなか治りません。

その過度な意識をしてしまうなど多くの性質を持つ「HSP」という性質を理解し、上手く付き合っていくことで吃音を減らしていくことができます。

HSPという性格

HSP(Highly Sensitive Person)とは、その名の通り、感受性が強い人という人達です。
この言葉は心理学者のエレイン・N.アーロン博士が提唱した人々のカテゴリです。

HSPの人は、非常に繊細な気質を持っています。

マイナス面で言えば、相手の顔色を伺いがちで、ちょっとしたことに深く傷つき、それを気にしすぎてしまうとう特徴を持っています。

ただ、プラスのことを言えばHSPの人々は、感受性が高く芸術面で優れていたり、共感力が高いので人の気持ちを理解する能力に長けているという素晴らしい面があります。

HSPと吃音の深い関係

このHSPは一般的に15%〜20%の割合で存在しているというデータがあります。

つまり、5人に1人くらいはHSPという性格を持っています。

これはアメリカのデータですので、HSPは国、民族によってもパーセンテージが多少変わってくると言われています。

日本では、「他人に迷惑をかけない」などの文化を持っている国なども影響し、HSPのパーセンテージが上がるだろうと言われています。

それでは、吃音者の中にHSPはどのくらいいるのか?

ということを研究した論文があるのですが、驚くべき事に吃音者の83%はHSPだったという報告があるのです。
(参考:音声言語病理学者、Libby Oyler博士の論文より)

日本ではHSPのパーセンテージは上がると予測されるので、おそらく日本の吃音者の10人中9人はHSPだということになります。

これらの研究結果は吃音とHSPの関連性があると言わざるを得ない結果でしょう。

HSPの吃音者の3つの傾向と対策

HSPの吃音者には特に共通する3つの特徴が見られます。

どもりを人にどう思われるか必要以上に考え過ぎている

「どもると馬鹿にされる」「無能だと思われる」などと考え人前で話すことにプレッシャーを感じてしまう。

確かに、過去どもってしまったのが原因で笑われたことはあるでしょう。

でもそれを馬鹿にするのは全ての人ではありません。
実際にどもった人を見て馬鹿にするのは10人中1人くらいです。

普通はその1割の人をあまり気にしないというのが一般的な反応です。
ぜひ、残りの9割の人はあなたに対して悪い感情がないことを思い出してください。

吃音に限らず、どんなにいい人でも1割の人間からは「なんか気に食わない」と思われるものです。

出会った人全てに良い印象を与えるとおいうのはそもそも不可能です。

心理学的に、どのみち1割の人からは不当な評価を持たれるのです。
この割合は吃音者でも普通の人でも割合はそう変わらないのです。

あなたに対してちゃんとした評価を出来ない人の為に悩むのではなく、
残りの9割の人間と良いコミュニケーションをとりましょう。

ミスを過度に評価する

これは吃音治療を行っている段階で非常に多いケースなのです。

吃音者はちょっとした失敗、「今日の朝礼挨拶で最初の言葉が出づらかった」
「言葉が詰まってしまった」など普通の人でも起こりえるくらいのレベルの言葉の詰まりなのに、
「また吃音が出た」「せっかく治ってきていたのに」と過度に反応してしまう人が多いのです。

すると、また不安が膨らみ、治ってきていた吃音がまた出るようになってしまう
という悪いパターンにはまってしまう人が少なくありません。

他の人から見れば、それが「どもり」かどうか気がつかないレベルのミスを過度に捉え悩んでしまうという傾向があります。

自分のミスに対して客観的な評価をもつ指標を作っておく必要があるでしょう。

失敗をいつまでも引きずる

一度失敗すると、HSPの人はいつまでも引きずってしまいます。

失敗のことを他の誰もが、もう気にしていないのにも関わらず、それをずっと気にしてしまい、
同じ状況になると失敗したことを思い出し不安に駆られてしまいます。

HSPの方は想像力が豊で自分の世界観が強い傾向があります。
そのため、主観が強く、客観的な思考が出来なくなる状況があります

その失敗を引きずるメリットをよく考え、必要ないものはばっさり切り捨てるという訓練が必要になります。

HSPの長所と短所を理解し、自分らしく楽しく生きる

HSPは生まれもっての性格ですが、決して悪い事ばかりではりません。
むしろ素晴らしい才能を言っても過言ではありません。

  • 空気が読める
  • 他人の痛みが理解できる
  • 共感力が強い
  • 気が利く
  • 想像力が豊
  • 物語に入り込める

など優れた才能の持ち主でもあります。

性格などはどんな性格でも見る方向によって、解釈は変わってくるものです。

リーダシップの強い人は、自己中心的な人に思われる時もあります。
気配りが出来る人は八方美人だと非難される時もありますあ。
勇敢な人に対して、無謀だと馬鹿にする人も多いでしょう。

あらゆる性格が表裏一体のように、HSPも一つの性格です。

今までのあなたの性格そのものを否定して治そうとする必要はありません。

HSP、吃音の方は自分の性格の傾向を理解し、良い部分は伸ばし、悪い部分は客観性を持つトレーニングを行いましょう。
自分の特性を認識するということは、自分と向き合っていく第一歩です。

このブログを読んでいる人はおそらくほとんどの方が吃音で、さらに言えばそのほとんどがHSPという特性を持っているはずです。

しっかりと理解し、ぜひその素晴らしい才能を生かしてあなたらしい毎日を送って欲しいと願っています。

吃音になりやすい性格「HSP」のまとめ

  • 日本の吃音者の90%はHSPという性格を持っている。
  • HSPの人は「自分がこう思われている」というネガティブな考えに客観性がない
  • ほとんどの吃音者は、想像力、共感力、気遣い、優しさ、芸術性・・・etcに優れている。

HSPの傾向、自分の傾向を認識し「主観」と「客観」を切り離して考える思考を身につけるトレーニングをすることは吃音を軽減することに繋がります。

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