吃音は解決できない悩みではなくなりました。

吃音は成人してからは自然に治ることはほとんどありません。
ですが、ちゃんとした知識を持って取り組めば、吃音は改善していくことが最新の研究で証明されてきています。

ただ、一言に「吃音治療」といっても人それぞれ症状に違いがあり、人それぞれ治療に対するアプローチも変わってきます。

ですので、「なぜ、吃音がおこり、どうすれば吃音が減るのか」
そういった、吃音の本質、理論を深く知った上で吃音治療に取り組むことが成否の分かれ目となります。

このサイトでは最先端の海外の吃音治療の研究結果をベースとし、実際に私が数多くの吃音者たちの改善をサポートしてきた知識と理論を共有していきます。

吃音の症状と種類

吃音の多くは、幼少期に始まります。その中の20%の人が成人になっても吃音が軽減しません。また、幼少期に吃音の症状が見られなくても、成人してから何かのきっかけで吃音になる人もいます。

大人場合、吃音は基本的に自然には治らず、吃音治療に取り組まない場合は生涯続く傾向があります。

吃音の種類

・難発性(無音型)
・連発性(連声型)
・中阻性
・伸性

主に吃音と言われる症状では、最初の第一声が出てこない、「難発性の吃音」と呼ばれる症状で悩んでいる人が大半になります。(または無音型とも呼ばれています。)

吃音(どもり)は、よく知らない人は、「連発性の吃音」、つまり言葉の繰り返し(こ、こ、こんにちは)が一般的な吃音のイメージが強いですが、「最初の言葉が出ない」とういのが最も多い悩みになります。

吃音者全体の母数としては連発性の吃音者が多いのですが、軽度な吃音の人は連声性でも会話では支障がありません。ですので、悩むほど気にならなかったり、また無自覚な場合も多いです。

絶対に言わなければいけない言葉が自由に出せない、「難発性(無音型)の吃音」が、仕事の業務で影響が出るなど、色々支障をきたすので、最も改善していかなければならない症状となります。

その他分類では、「中阻性の吃音」と呼ばれる途中の言葉が出なくなる症状もあります。割合的にかなり少ないですが、言葉が伸びる、「伸性の吃音」というケースもあります。

多くの吃音者の悩みは、難発性の吃音、もしくは、難発性+連発性になります。

また、よく混合するのは、緊張状態で頭が真っ白になって話す言葉が出てこないというのは、それだけでは吃音とは言えません。

「自分が何を言いたいのかわかっているけど、正常な音の流れを出せない」というのが一般的な吃音の定義になります。

ただ、混合しやすい原因として、「声が出なかったどうしよう」という吃音特有のプレッシャーが原因で、会話において「頭が真っ白になりやすい」という副次的な影響はあります。

吃音が出すい言葉や状況

吃音者はいつも吃音が出るというわけではなく、その人によって「吃音が出やすい言葉や状況」が偏っている傾向にあります。

特定の言葉が出しづらい

・名前(自分の名前、会社名)
・挨拶(ありがとう、こんにちは)
・特定の行(ア行、タ行など、人によって違う)

よく使う言葉が吃音になる場合が多く、仕事では業務的に差し支える場合が多くなります。

一例として、「会社名」が言えず電話対応などではいつもプレッシャーがかかる、といった悩みは多いです。

悪化してくると、その特定の言葉の最初の文字、例えば、川村という名前だったら「カ」という言葉自体が苦手になってきます。そして、カ行全体が苦手な傾向となる場合もあります。

特定の状況で声が出にくい

また、言葉だけでなく、特定の状況で吃音が出やすくなります。
特に吃音が出やすい状況というのが、

・電話での第一声
・朝礼での挨拶
・会社のプレゼン
・上司との会話
・異性との会話

こういった、特定の状況下で吃音が出る確率が上がります。

逆に、歌を歌っていたり、一人で音読をしたり、動物に話しかけている時などは吃音が出ない場合が多くなります。

吃音者の言葉以外の兆候

吃音者は無自覚な兆候が現れます。

自分では無意識で行っているので気がつかない場合が多いですが、言葉が出ないために不自然な動作などを行っています。

・息切れしているように見える
・言い換えが多い
・早口
・力を入れて無理やり言葉を出そうとする
・太ももなどを叩いて勢いで言葉を出そうとする
・アイコンタクトをそらす
・瞬きが多くなる
・上半身、顔がこわばる
・唇に力が入る、唇が震える

吃音治療にはこれらの、無意識で行っている行動なども改めて認識し、無自覚な反応も変えていくことが吃音の改善にもつながります。

悪循環と合併症

他人が自分のことをどう思うか、どう反応するかによって、自分の吃音の影響が変わってきます。

吃音者の人は言葉がうまく出てこないことを他人がどう思っているか必要以上に気にしてしまいます。

1度でも吃音のことを指摘されたり、からかわれたりした経験が必要以上に会話に対しての不安を呼びこんでしまいます。

その結果、吃音に対する恐怖が強くればなるほど、逆に吃音が出やすくなるという悪い循環に入ってしまいがちです。

吃音が出るのを避けることから、コミュニケーションが必要な場所に参加することを避けることが多くなります。

会話において言葉に詰まるのを避けたいがため、短い文章でしか話さず、発言自体が減ってきます。そして気づかないうちに人見知りになってしまう吃音者も少なくありません。

また、人前でどもるのを嫌がり、苦手なシュチュエーションを避ければ避けるほど、より吃音が悪化してしまう傾向が強くなります。

心理的な悪いスパイラルに入った結果、うつ病、強迫性障害、コミュニケーション障害など併発する人も一定の割合で存在します。

吃音の原因

昔は、吃音の原因は心理的な外傷(言葉が出なく恥をかいた経験、心理的な緊張)によって引き起こされると考えられていました。また他には耳に問題があるのではないか?とも言われていたこともあります。

でも現在の研究ではそれは間違いだと言われています。

心理的な要因は吃音の悪化、軽減の影響をおよぼしますが、心理的な外傷は原因ではないということが判明しています。耳の問題で吃音になる人も一部の人では見れ、そうった人のみ効果がある治療デバイス(DAF:遅延聴覚フィードバック)というものもありますが、大半の吃音者は聴覚が原因ではないことがわかっています。

また、吃音の引き金となるものは人それぞれ違い、1つに特定することはできません。また、吃音となる原因は1つではなく、複数の要因が吃音に影響を与えていると、数多くの吃音研究の結果から理論立てられています。

吃音者の脳の状態

吃音者とそうでない人では、脳で言語処理の仕方が違うという証拠(エビデンス)があります。

fMRI(脳のニューロンの発火状態を視覚化できる機器)で成人している吃音者の脳をスキャンした結果、非吃音者と吃音者では、会話の時の脳の活動に違いがあることが判明されています。fMRIの結果によると吃音者は、右脳の前頭葉(Right frontal operculum)が、非吃音者に比べて非常に活性化してた。

(前頭葉が成熟するのは成人後なのでfMRIは幼児の脳に対しての研究は行われていない

参考文献:
Stuttered and fluent speech production
Brain imaging studies of developmental stuttering

*「病院に行って、MRIで脳を調べてきましたが異常はありませんでした」というメールを頂くことがあるのですが、吃音は通常の病院にあるMRIでは測定できません。MRIはあくまで脳の断面層を撮影する機器です。吃音者の脳を調べるにはfMRIは脳の活動を画像化する機器が必要となります。ですので、MRIで調べても異常なしの結果となります。
脳梗塞や外傷などでない場合は、fMRIによる吃音者の脳の発火のパターンの違いは脳機能障害ではありません。

脳の使い方によって発火のルートは変わります。英語を勉強したての人と、いっぱい英語を勉強した人では、話す時に使う言語の発火のルートが違います。脳の発火ルートの違いは、経験の違いなどによって違いが出てきます。

吃音の原因の定義づけ

ここでは、吃音の原因は脳の活性パターンの違いと定義してお話しします。

原因の定義というのは、人によって異なります。「それが原因」といってもじゃあ「それを引き起こす原因」は?その原因が判明しても、では、「その原因の原因を引き起こす原因は?」とエンドレスに続いてしまします。

ですので、「そこを変えれば最も結果が変わるもの」、つまりボーリングで例えると、1つを倒すと最も影響のある「センターピン」である、「脳の活性パターン」を吃音の原因とし、それに対しての治療ということで話を進めさせて頂きます。

実際、最先端の海外の吃音研究ではこの「脳の発火パターンを変える」ということに着目し、研究を進めています。

最先端の研究の一例では、まず、吃音者の脳をモニタリングして、コンピューターで特定の発話パターンを認識させます。そして、発生時に脳に刺激を与えるデバイスを利用して、それらの発火ルートではなく、別の発火ルートを使用させるといった、ことで脳が学習すること出来るかなど研究されています。

こういった、吃音の時の発火パターンを変えるデバイスなど、将来使用される可能性はあります。

夢のある話しですが、現在、それらのコンピュータープログラムはまだまだ研究段階です。それが成功しても、一般化され、日本に入ってくるまでにあと、何十年かかるか検討もつきません。

吃音となるパターンを変えるためには、今のところ地道な吃音改善のトレーニングをし変えていかなければなりません。

ただ、幸いなことに、吃音治療の研究の過程で、
「吃音が改善した人」の脳波のパターンに変化があったことは認められています。つまり、「吃音は治すことが可能である」ということが証明されています。

吃音の多様性。吃音治療でつまづくポイント

ただし、誰もが同じ結果になるわけではありません。パターンを変えるのが難しい人も存在します。脳の可塑性の柔軟さは人によって違います。

なぜ、同じことをしても人によって脳のパターンの変化の速度が違うのか?というと、最も阻害しているのはストレスが原因と言われています。

人はストレスにさらされている状態では、脳のパターンの変更が柔軟に行われません。

つまり、吃音改善も心因性は直接の原因ではないが、パターンの変更を可能にするためにストレス値を下げなければいけません。強いストトレスを感じてしまう、心理的な改善も実地しなければ、それがボトルネックとなり吃音改善全体の成果が足踏みしてしまいます。

吃音は病院で治るのか?吃音に効く薬は?

吃音は薬の投与などで治るものではありません。
FDA(米国食品医薬品局)は、吃音に対して治療薬を投与することを承認していません。

それに反して、日本の心療内科などでうつ病などに使われる精神安定剤を勧められる場合も多いのが現状です。心理的問題が吃音の原因ではないことが証明されている現在、これらの薬物は吃音を治すことに繋がらないのは明白です。

これは、日本で風邪をひくと、とりあえず抗生物質を出す悪しき風習と似ています…

アメリカでは風邪で病院に行っても、まず抗生物質は出しません。
なぜなら、風邪の大半はウイルスなので抗生物質は意味がない上、抗生物質を飲むことにより、体内の善玉菌を減らし、より抵抗力のない体へとなってしまます。
そういったことから、病原菌による発熱だということが判明しない限り、風邪では抗生物質が処方されません。

ですが、日本の病院は決まりのように抗生物質を出します。

意味のない人に、副作用のリスクのある薬を気軽に処方しています。抗生物質のリスクなどはまだマシですが、吃音者が処方される抗うつ剤の副作用によるリスク、それを辞める時の離脱症状によるリスク考えましょう。

それでも念の為、吃音を病院で診てもらいたいという場合は、担当の医師に「実際に吃音者を治療した経験がありますか?」ということを必ず確認してください。ほとんどの医師が吃音治療の経験がないのが日本の現状です。

吃音治療の中心となるもの

吃音は克服出来るものですが、その取り組み方で結果が大きく変わります。
特に今まで吃音治療に取り組んだことのない人にありがちなのですが、多く場合、「受動的な態度」で吃音治療を受けようとしてしまっています。

まるで病院に行き薬を処方してもらうかのように、何か簡単に、吃音が治る画期的な方法や薬、デバイス(機器)などで楽に治してくれることを期待しているのです。

ですが、吃音治療のアプローチでは、例外なく「能動的に治療に参加」しなければ改善することが不可能です。

吃音の要因は人それぞれ違っており、「これをしたら吃音が治る」という画一的なものは存在しません。包括的に行っていく中で、自分の状態を観測し、1歩ずつ改善させていく必要があります。

吃音改善に即効性のあるものはありません。たとえ良くなっても日によってまた悪くなるなどを繰り返すのが一般的です。
吃音を矯正していくには、リハビリのようにある程度長い期間がかかります。

確信を持てずに吃音治療に取り組む人は、先の見えないこの段階で吃音治療を諦めてしまうことことが多いです。

吃音改善をサポートしていく立場にある人は、この深くて先のわからない暗い谷を越える期間は、光を照らし、腕を引っ張ってリードしてあげなければなりません。

そういったことから、誰の支えも受けず、一人で吃音を治すことは難しくなります。

吃音治療の中核となるもの

fMRIで吃音者の脳をスキャンした研究によると、
吃音は脳の言語処理機能が開始される前に、反射的に吃音となる筋肉の緊張運動が起こっています。

吃音は心理的外傷(失敗した時の体験、記憶)を忘れることが出来たら、吃音も治るのでは?と考えられていましたが、fMRIの研究の結果から完全に否定されました。

吃音を発生させるものは、海馬(一般的な記憶)にあるのではなく、身体的な記憶を覚える脳幹に格納されています。

つまり、記憶喪失になっても自転車に乗れるように、記憶喪失になっても吃音は失くならなりません。(吃音に対する不安がなくなるので、一時的に減少はする可能性はありますが…)

成人してから吃音になった人など、1度言葉に詰まり、大きな失敗(恥ずかしい体験など)起こったきっかけで吃音になったりはします。

ただ、間違えて欲しくないのは、
「その時の失敗がなければ、吃音にならなかった」とは言えるかもしれませんが、(ただ、吃音になりやすい資質は初めからあったはずです。)

「失敗したから、吃音になった。だから、失敗した時の記憶を忘れることができたら、吃音がなくなる」これは完全に「因果が逆」です。

反射的な筋肉反応となってしまった吃音を、心理的な治療で取り除くことはできないのです。

吃音治療のコアは、心理的な外傷の治癒ではなく、筋肉反応のパターンを変えることです。パターンを変えるには現在のパターンを中断し、新しいパターンを形成しなればなりません。

パターンの中断を行うには、無意識で行っている身体反応を、観察し、意識に上げることから始まります。無意識で処理されているパターンは意識に上げなければ変えることができません。

意識に上げることで、制御、変更するスイッチが入ります。

そういったことから、吃音改善を行なっている期間の自身の身体反応のトラッキング(定期観測)は、非常に重要なこととなってきます。

会話の仕方を変えるということ

吃音治療にはいろんなやり方があり、人によって意見は違いますが、共通して言えるのは、どうしても「会話を変える」という要素も避けて通ることはできません。

吃音者はみんな、「吃音にないやすい話し方」になっています。つまり吃音になるとみんな口の動き、話し方が似てきます。
無意識で行っている話し方を、意識に上げ、その共通する話し方を変えて行かなければ吃音を失くすことはできません。

話し方を変えるには、まずは短いフレーズ、遅いスピード、を緊張の少ない状況から取り組みます。
吃音治療において最も間違えやすいのは、一番苦手な状況から変えようとしてしまうことです。

まずは、吃音が出にくい場面で今よりも、よりなめらかで発音の良い会話を実践することから始めます。
徐々に、早いスピード、長いセリフ、困難な状況でも自然な形で話せるように段階を踏んでいくことが大切になっていきます。

また、朗読などを行う人も多いですが、朗読では肝心の話し方が変わらないので効果が薄くなります。ただの朗読ではなく、誰かが朗読しているものを真似するなど、工夫をすることによって会話を変えていくことに役立ちます。

メンタル面の改善

繰り返しますが、メンタル面の改善は、吃音治療のクリティカルではないことが判明しています。

ですので、メンタル面の改善は吃音が一時的に軽減はしますが、根本的に治るものではありません。

ですが、吃音の増減に大きく影響がある部分になりますので、吃音治療の足かせとならないようにメンタル面も同時に改善させていく必要があります。

メンタル面の改善は、吃音改善のコアではないですが、ブースターとなります。ですので、会話に対しての考えがポジティブに変われば吃音の改善が早い傾向にありますし、ネガティブな人は、吃音の改善するスピードが遅くなります。

人はストレスにさらされている状態では、脳のパターンの変更の柔軟性が失われてしまいます。

つまり、吃音となっているパターンの変更を可能にするために、吃音に対する不安や恐怖などを感じる度合いも改善も実地しなければ、他の吃音改善のトレーニングをしても変化が現れません。

また、メンタル面というと何か1つのものに混同しがちですが、吃音治療にとってのメンタル面の改善には4つのブロックに分かれており(認識、信念、意図、感情)分類して考え、それぞれに対してアプローチしていくことがメンタル面の改善、そして全体的な吃音の治療をスムーズにさせます。

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